近況報告、ピンク・フロイドとシド・バレットについて少し。
どうにか生存しています。処方薬が増えたり処方薬が無いと寝れなくなったり、部屋が汚すぎてとうとうリビングの一角を占拠して住み着いたり、それにコロナで外出出来ない事が重なり結果ODを辞めることに成功したり、かなり前の話ですが、ギリッッギリ徒歩圏内(片道1時間かかるけど…)の薬局が潰れた商業施設の跡地に移動してデカくなって薬局の跡地は百均になって、でも結局デカくなった薬局に当時よくODしてた薬はなかったりしました。
あと余談ですがジョジョの奇妙な冒険にどハマりしました、現在アニメを完走し(OVA、劇場版未視聴)、それでは飽き足らず6部単行本を一気買いして読破。さらに7部単行本を一気買いして途中まで読み恥知らずのパープルヘイズを読み齧ったり岸辺露伴は動かないを読破したり、グッズを買い漁ったりという狂いっぷりを見せてあろう事か布教した張本人にそんなハマるなんて…と引かれました、失礼な。お前のせいだよ。
そんで私は4部の東方仗助くんがと〜っても大好きなんですが…語ると止まらないくらい好きなんですが…………そんな彼のスタンド、「クレイジー・ダイヤモンド」は世界で最も売れたとされるアルバムであり、Billboard200に15年間ランクインし続ける化け物じみた売上を誇る「The Dark Side of the Moon(邦題:狂気)」を発表したバンド、「ピンク・フロイド」の「Shine On You Crazy Diamond(邦題:クレイジー・ダイヤモンド)」
(これら全てで、Shine On You Crazy Diamondらしいです。早く買って聞きたい…………………)
という曲が元ネタなんですね、そんでこのクレイジー・ダイヤモンドというのは、この時既にピンク・フロイドから薬物中毒と精神病で脱退したメンバー、シド・バレットを指すらしいんですよ(余談ですがこれは後年に否定されているとのことです。でもシド・バレットを指している方がオタクとしては盛り上がるのでそちらの説を推したい)さて、そろそろ本題に入るとしますかね。今回は、このシド・バレットの話です。
さて本日は話がもう一つ。先述したピンク・フロイドのアルバム、The Dark Side of the Moonです。
(ちなみに、こちらはAmazonMusicで全て聞けます)邦題で言えばいいんてしょうが、こちらのタイトルの方が好きなのでこちらを採用して話を進めますね。こちらも英語がさっぱりなので歌詞以外の事について言及するんですが、このアルバムはシド脱退後のものらしくシドの手掛けた曲が聞きたかった私は初め、AmazonMusicで見かけても聞くつもりは無かったのですが……とある記事で、「海外の若者に、初めてLSDをする時に聞く曲」とされていて人気らしいと………これが本当の話かはさておき、マジでいつか死にそうなくらい好奇心や知識欲、探究心に抗えない私は、もう聞くしかあるまい。と確信した。そしてAmazonMusicで調べて最初から順番に聞いて……どハマりした。とにかく、イイ。音楽的な細かい解説とか歌詞とかそういうのは分からんが、とにかくイイ。良いというか、イイ。初めから終わりまでが一つの作品として構成されているアルバムなのだ、これは全部でひとつなのだと思った。お気に入りのヘッドホンで、夢中でこのThe Dark Side of the Moon丸ごと一つ分、一気に聞いた。あぁ、分かる。LSDはやったことないし、幸せな方の幻覚も未経験(気持ち悪い、しかも苦手なタイプの虫は見てた)だったが、私はこれを聴きながらODをして多幸感に包まれながらまったりとラリっていた時の感覚を鮮明に思い出した。記憶というか、肉体が覚えている感覚を、確かに。本当に、何も飲まずに聞いていたのだ。なのにあの時の感覚に近い何かをたしかに味わった気さえした…………ああ、凄いものと出会ってしまった。これは、とんでもないと思った。レジスターの音とか、ヘリコプターみたいな男とか、誰かの笑い声とか、何かを吸う音とか…普通の曲では全然聞かないような音がバンバン入っていたり、突然大音量で目覚ましが鳴ったり、曲の構成もフワッと突然変わったり…あと、1箇所を除いて、通常存在する曲と曲の間の空白が無いのだ。だから、意識しないと曲の継ぎ目が分からない。というかたまにしてても分かんない。夢中で音に酔っているうちに気付けば曲名が変わっている。一歩間違えたら不快な要素の詰め合わせのようであるが、何故か最後まで夢中で酔うことの出来る不思議なアルバムなのだ………………ああ、なんてこと。私は寝る前の薬を飲んで、イヤホンでこれを聴きながら寝た。幸せに曲に酔い、幸せな気分になりながら気づけば寝ていた。翌朝イヤホンのコードにセルフ緊縛されかけていたことを除けば、とても良かった。さっき話したシドのBarrettもそうだけど、この二枚のアルバムは寝る時にとてもちょうどいいと思う。あと薬飲む時とか、お風呂の時とか、のんびりお茶してる時とか、私は飲まないけど酒飲む時とか。そして聞くならこの「The Dark Side of the Moon」だけはどうかシャッフル再生なんかせずに、頭からケツまで順番に、そして一気に聞いて欲しい。そうしたら、このアルバムの良さが聞こえてくると思う。話が長くなった。それではまた会おう